梅雨真っただ中
先ほどは子供たちの個人懇談会に行ってきましたが、帰りに雨に見舞われました。
傘を持って行っていて正解でした
さて、久しぶりになりますが、今日は矯正治療について。
アンカースクリューを用いた矯正治療についてお話しします。
アンカースクリューを用いた矯正治療とは、矯正用のインプラントを使って歯を動かす治療のことです。決して矯正治療後にインプラントを入れてすき間を埋める治療ということではありません
歯を動かすことは実は簡単です。力をかければ歯は動きます。
ただ、動かしたい場所に動かそうと思うと話は違います。
歯は水に浮かべた船のようなもの
そう例えられます。つまり、押したり引っ張ったりして動かすときに、動いてほしくない歯まで動いてしまうのです。
奥歯は大きな船、前歯は小さな船、ということになりますが、そんなに極端に大きさが違うわけではありません。動き方に違いはあるものの、どちらもやはり動いてしまいます。
例えば抜歯をして前歯を後ろに下げようと思っても、奥歯が前に来てしまっては、思うように前歯を下げられません。
また、奥歯をさらに後ろに動かそうと思っても、口の中には固定源がありません。
そこで出てくるのがヘッドギアですが、これは奥歯につながったワイヤーを口の外まで伸ばし、ゴムなどで首や頭から後ろに引っ張る装置です。つまり固定源を首や頭に求めることになるため、単純につけているときは明らかに見えてしまいます。
従来はこれしか方法がなかったためにやむなく頑張ってもらっていたヘッドギアですが、最近はこれに変わるものが出てきました。それが矯正用のインプラントです。
アンカースクリューとか
Temporary Anchorage Devices とか、呼び方は様々ですが、基本的には、矯正治療をするうえで必要になる固定源を人工的に作るもの、ということになります。
実際には小さなインプラント(ネジのようなもの)を歯茎に植立し、歯茎から出ている部分にワイヤーやゴムをかけて使う感じです。例えばこのインプラントと前方の歯につけたボタンをワイヤーで繋いで動かないようにしたり、ゴムをかけて後ろに引っ張ったりして使います。
その他にも歯の圧下(伸び出た歯を埋め込むこと)に使ったり、また本来なら抜歯が必要な状態を何とか抜かずに治療ができたり、治療期間を短くできたりとさまざまなメリットのあるデバイスなんです。
このように非常に有効なものではありますが、やはりご心配なのは痛み、そして費用ではないでしょうか?
まず痛みに関しては、もちろん全くないとは言えません。ただ、驚くほど少ないのでご安心いただければと思います。実際自分も相互実習で入れたことがありますが、麻酔をするので入れるときはもちろん全く痛みはありません。麻酔が切れた後は幾分拍動痛がありますが、僕の場合は一晩寝て起きると、びっくりするほど何ともなくなっていました。その後は全く感覚がなく、舌で触るとここにあるなと分かるくらいです。治療が終わったら撤去しますが、外すときは麻酔も必要ありません。因みに外した後は小さな穴が開きますが、すぐに閉じてしまうのでご安心ください。
また費用に関しては、当院では1本¥20,000に設定しています。ほとんどの場合、使用する場合は1~2本になります。
適応年齢の制限や、インプラントを使用しても難しいこともありますが、矯正用インプラントの出現で驚くほど矯正治療の精度、可能性が広がり、様々な症例に対応できるようになりました。他院で難しいと言われた方、ヘッドギアを使いたくない方、また少しでも治療期間を短縮したい方は一度ご相談ください。
詳細は下記ページの後半部分にありますのでチェックしていただければと思います。
http://www.atsushi-hiromi.jp/orthodontic/about.html
それではまた長くなりましたが、今日はこの辺で
梅雨真っただ中
先ほどは子供たちの個人懇談会に行ってきましたが、帰りに雨に見舞われました。
傘を持って行っていて正解でした
さて、久しぶりになりますが、今日は矯正治療について。
アンカースクリューを用いた矯正治療についてお話しします。
アンカースクリューを用いた矯正治療とは、矯正用のインプラントを使って歯を動かす治療のことです。決して矯正治療後にインプラントを入れてすき間を埋める治療ということではありません
歯を動かすことは実は簡単です。力をかければ歯は動きます。
ただ、動かしたい場所に動かそうと思うと話は違います。
歯は水に浮かべた船のようなもの
そう例えられます。つまり、押したり引っ張ったりして動かすときに、動いてほしくない歯まで動いてしまうのです。
奥歯は大きな船、前歯は小さな船、ということになりますが、そんなに極端に大きさが違うわけではありません。動き方に違いはあるものの、どちらもやはり動いてしまいます。
例えば抜歯をして前歯を後ろに下げようと思っても、奥歯が前に来てしまっては、思うように前歯を下げられません。
また、奥歯をさらに後ろに動かそうと思っても、口の中には固定源がありません。
そこで出てくるのがヘッドギアですが、これは奥歯につながったワイヤーを口の外まで伸ばし、ゴムなどで首や頭から後ろに引っ張る装置です。つまり固定源を首や頭に求めることになるため、単純につけているときは明らかに見えてしまいます。
従来はこれしか方法がなかったためにやむなく頑張ってもらっていたヘッドギアですが、最近はこれに変わるものが出てきました。それが矯正用のインプラントです。
アンカースクリューとか
Temporary Anchorage Devices とか、呼び方は様々ですが、基本的には、矯正治療をするうえで必要になる固定源を人工的に作るもの、ということになります。
実際には小さなインプラント(ネジのようなもの)を歯茎に植立し、歯茎から出ている部分にワイヤーやゴムをかけて使う感じです。例えばこのインプラントと前方の歯につけたボタンをワイヤーで繋いで動かないようにしたり、ゴムをかけて後ろに引っ張ったりして使います。
その他にも歯の圧下(伸び出た歯を埋め込むこと)に使ったり、また本来なら抜歯が必要な状態を何とか抜かずに治療ができたり、治療期間を短くできたりとさまざまなメリットのあるデバイスなんです。
このように非常に有効なものではありますが、やはりご心配なのは痛み、そして費用ではないでしょうか?
まず痛みに関しては、もちろん全くないとは言えません。ただ、驚くほど少ないのでご安心いただければと思います。実際自分も相互実習で入れたことがありますが、麻酔をするので入れるときはもちろん全く痛みはありません。麻酔が切れた後は幾分拍動痛がありますが、僕の場合は一晩寝て起きると、びっくりするほど何ともなくなっていました。その後は全く感覚がなく、舌で触るとここにあるなと分かるくらいです。治療が終わったら撤去しますが、外すときは麻酔も必要ありません。因みに外した後は小さな穴が開きますが、すぐに閉じてしまうのでご安心ください。
また費用に関しては、当院では1本¥20,000に設定しています。ほとんどの場合、使用する場合は1~2本になります。
適応年齢の制限や、インプラントを使用しても難しいこともありますが、矯正用インプラントの出現で驚くほど矯正治療の精度、可能性が広がり、様々な症例に対応できるようになりました。他院で難しいと言われた方、ヘッドギアを使いたくない方、また少しでも治療期間を短縮したい方は一度ご相談ください。
詳細は下記ページの後半部分にありますのでチェックしていただければと思います。
http://www.atsushi-hiromi.jp/orthodontic/about.html
それではまた長くなりましたが、今日はこの辺で